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(2)
青いシルク
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種 |
科 |
和名 |
エガモルフォ(1) |
モルフォチョウ |
学名 |
Morpho aega (1) |
Morphoidae |
Morpho anaxibia (2) |
Morphoidae |
Morpho aega (1)
画像はオスです。
メタリックな青色をした羽根を持つ蝶では一番小さく、
開長は10センチくらいです。
メスの羽根にはメタリックな輝きが少なく、色は青に黄色が混ざります。
オスは明け方から飛び始めますが、メスを見るのはたいてい昼過ぎからです。
だいたいは、竹薮(たけやぶ)に生息し、メスもそこで産卵します。
幼虫は竹の葉を食べて育ちます。
繁殖時期になるとオスは相手を探し始めますが、
メスの羽根の色を選り好みをしません。
しかし、処女のメスの場合はオスの羽根の美しさにひかれて
相手を選ぶことがあります。
Morpho anaxibia (2)
画像はオスです。
開長は12.5センチまでです。
メスの羽根には、オスに見られるような青いメタリックな輝きが無く、
色も黄色見を帯びる場合があり、羽根のフチに白や黄色の斑点が
あることで識別することができます。
ただ、どちらも羽根の内側は茶色です。
夏季には高い木の先端部のあたりを飛び回っているのがよく見られます。
3月になって繁殖の時期が過ぎると、だんだんと姿を消していきます。
次の夏が始まると、高温で乾燥している日には、
二世の蝶たちが湿気の多い場所で水分を求めているのが
見られるようになります。
モルフォ蝶独特の青いメタリックな輝きは、鱗粉(りんぷん)の構造が
日光を強く反射することによって生じる形態学的な現象です。
オスは自分の羽根の美しい輝きを利用してメスを魅きつけるのです。